ウォールピラティスとは?注目の効果や自宅で簡単に始める方法も解説

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ウォールピラティスとは? 効果や自宅で始める方法を解説
「ウォールピラティスって最近よく聞くけど、ピラティスと何が違うの?」「ヨガとの違いは?」
このような疑問を持つ方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、ウォールピラティスの効果やマシンピラティスとの違い、自宅で始める方法を解説します。
これからピラティスを始めたい方、簡単な運動から健康維持やダイエットに取り組みたい方に役立つ情報をお届けします。
ウォールピラティスとは?
ウォールピラティスとは、壁を支えや支点として使って行うピラティスエクササイズのことです。
通常のピラティスの動きやポーズを壁という安定した支えを活用することで、初心者でも取り組みやすく、かつ効果的に行えるようにアレンジした方法です。
マットピラティスよりも安定性があり、正しいフォームを維持しやすいという特徴があります。
ジョセフ・ピラティス氏が考案した伝統的なピラティスの理念や効果はそのままに、壁を使うことで姿勢の安定性が増し、正しいフォームを保ちやすくなります。
特に初めての人にとって、壁が身体の位置を確認する目安になるため、自分の身体をコントロールしやすくなるのです。
ウォールピラティスは「壁ピラティス」とも呼ばれ、近年では自宅でのエクササイズ方法として女性を中心に人気が高まっています。
壁のサポートがあることで関節への負担が少なく、安全に行えるエクササイズとして注目されているのです。
特に、ヨガに比べて動きがゆっくりで、より体幹を意識したトレーニングができるため、バランス感覚の向上にも効果的です。
ウォールピラティスの効果
ウォールピラティスには、通常のピラティスと同様の効果に加え、壁を活用することによる独自の効果も期待できます。
以下でウォールピラティスの効果をまとめました。
姿勢改善
まず挙げられるのは「姿勢改善」です。
壁に背中をつけて行うエクササイズでは、背骨の正しい位置を実感しやすく、普段の生活で気づきにくい姿勢の歪みを認識することができます。
背骨や腰の位置を壁で確認しながら動くことで、正しい姿勢の感覚が身につきます。
日常生活で猫背になりがちな方や、デスクワークで肩こりや腰痛に悩む方にとって、正しい姿勢を体に記憶させる効果的な方法です。
また、姿勢が改善されることで、見た目の印象も良くなり、美しいボディラインの形成にも役立ちます。
インナーマッスルの強化
次に「インナーマッスルの強化」が挙げられます。
壁という安定した支えがあることで、大きな筋肉(アウターマッスル)に頼りがちな動きを、より深層の筋肉(インナーマッスル)を使って行うよう意識しやすくなります。
これは全身のバランスを整える上で非常に重要です。
特に腹横筋や骨盤底筋群など、普段意識して使うことが難しい筋肉へのアプローチが可能です。
これらの筋は、ぽっこりお腹の解消や産後の体型改善にも効果的です。
日常の動作で使いにくい筋を効率よく鍛えられるのがウォールピラティスの魅力です。
これにより、O脚やX脚の改善、反り腰の軽減など、体の歪みの修正効果も期待できます。
骨盤の位置を正しく保つことで、下半身の筋バランスも整えられます。
柔軟性の向上
さらに、「柔軟性の向上」も重要な効果の一つです。
壁を使ったストレッチでは、安全に深いストレッチを味わうことができ、筋肉の柔軟性を高めながら可動域を広げることができます。
特に硬くなりがちな脚や腕、背中の筋肉を効果的に伸ばすことができます。
これにより、姿勢改善や腰痛・肩こりなどの慢性的な痛みの改善の効果も期待できるのです。
柔軟性が向上することで、日常の動きもスムーズになり、怪我の予防にもつながります。
心身のバランス向上
ピラティスは単なる体の運動ではなく、呼吸と動きを連動させることで、心と身体の調和も目指すエクササイズです。
適切な呼吸法を取り入れることで、ストレス軽減や心の安定にも効果があります。
ウォールピラティスを行う際の呼吸法と集中力は、日常のストレスから解放され、心身ともにリフレッシュする時間を提供してくれます。
健康的な生活習慣を確立するための一歩として最適です。
ウォールピラティスをやる時の注意点
ウォールピラティスを安全に効果的に行うためには、いくつかの重要な注意点があります。
以下の注意点を理解した上で、実践しましょう。
壁との距離と姿勢
まず「壁との距離と姿勢」について意識することが大切です。
壁に近すぎると動きが制限され、遠すぎると安定性が失われるため、エクササイズによって適切な距離を保つことが重要です。
基本的には、かかとが壁から5〜10cm離れた位置に立ち、背中全体が壁に均等に触れるよう意識しましょう。
特に腰と壁の間に不自然な隙間ができないよう、骨盤の位置に注意が必要です。
膝は軽く曲げた状態で行うことで、負荷を適切に分散させることができます。
呼吸法
次に「呼吸法」にも注目すべきです。
ピラティスでは呼吸と動きの連動が非常に重要とされています。
ヨガと同様に呼吸を意識することで、より深い効果が期待できます。
ウォールピラティスでも同様に、動きに合わせた適切な呼吸を心がけましょう。
基本的には、力を入れる動作では息を吐き、リラックスする動作では息を吸うというリズムで行います。
腹式呼吸を意識することで、より深いインナーマッスルの活性化につながります。
初めのうちは呼吸と動きの連動が難しく感じるかもしれませんが、徐々に体に馴染んでいきます。
焦らずにゆっくりと自分のペースで取り組むことが継続のコツです。
ペース配分
また、「無理のないペース配分」も重要です。
初心者の方は特に、一度に多くのエクササイズを行おうとせず、少ない種類から始めて徐々に増やしていくことをおすすめします。
短時間でもしっかりと集中して行うことで効果を感じられます。
体に不調を感じたら、無理せず休憩を取り、調子の良い日にまた再開するというメンタル面での余裕も大切です。
特に膝や腰に痛みがある場合は、医師に相談してから始めることをおすすめします。
継続する仕組み作り
最後に「継続する仕組み作り」を考えましょう。
効果を実感するためには継続が鍵となります。
ウォールピラティスは手軽に始められるメリットがありますが、続けなければ効果は現れません。
- 毎日同じ時間に行う習慣をつける
- カレンダーに予定として書き込む
- 友人と一緒に取り組む
- 動画を見ながら行う
など、自分に合った継続の工夫を見つけることが成功への近道となります。
また、ウォールピラティスのYouTube動画を参考にすることで、モチベーションを維持しやすくなります。
ウォールピラティスで体型を変えることはできる?
ウォールピラティスを継続することで、体型や姿勢を改善することは可能です。
しかし、即効性を期待するのではなく、長期的な視点で取り組むことが重要です。
1日30分程度のピラティスを週2〜3回以上行うことがおすすめです。
マシンピラティスと比べ、自重を使った運動なので強度が低いため、成果が出るまでには2-3ヶ月以上の期間を見込んでおくと良いでしょう。
特に、インナーマッスルの強化による「体幹の引き締め」「姿勢改善による見た目の変化」「代謝アップによる脂肪燃焼効果の向上」などが期待できます。
食事管理も重要
体脂肪率が高い場合、食事管理も同時に行うことが重要です。
どんなに姿勢改善ができても、体脂肪率を落とすことができなければ、体型を変化させることはできません。
ダイエット効果を求めるなら、運動と食事の両面からアプローチすることが必須です。
摂取カロリー < 消費カロリー
痩せるためには、上記のように消費カロリーが摂取カロリーを上回ることが必要です。
なので、タンパク質をしっかりと摂取しつつ、脂質の摂取量を多くしすぎない食事を心がけ摂取カロリーを抑えることがおすすめです。
バランスの良い食事と適度な運動の組み合わせが、理想的な体型づくりの基本となります。
自宅でできるウォールピラティスの実践方法
自宅でウォールピラティスを始めるには、まず適切な壁の選択が重要です。
壁紙がはがれる心配がない平らな壁面を選び、周囲に十分なスペースを確保しましょう。
動きやすいよう、家具などの障害物を取り除いておくことも大切です。
床には滑りにくいヨガマットやタオルを敷くと安全です。マットを使うことで、床の硬さによる関節への負担を軽減できます。
服装は動きやすく、体のラインが確認できる程度にフィットした服装が理想的です。
鏡があれば自分の姿勢を確認しながら行うと、より効果的に練習できます。
準備ができたら、以下の基本的なエクササイズから始めてみましょう。
ウォールスクワット
まず「ウォールスクワット」は最も基本的な動きです。太ももの前面と体幹を同時に鍛えられる効果的なエクササイズです。
- 壁に背中をつけて立ち、足を肩幅に開いて壁から30cm程度前に出します。
- そこからゆっくりと膝を曲げて腰を下ろし、太ももが床と平行になるところまで降りたら、数秒間その姿勢をキープします。
- この時、膝がつま先より前に出ないよう注意し、背中は常に壁につけたままにします。
- 10秒キープしたら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
これを5〜10回繰り返すことで、太もも前面と体幹のトレーニングになります。
初心者は回数を少なく始め、徐々に増やしていくことがおすすめです。
ウォールプランク
次に「ウォールプランク」に挑戦してみましょう。
通常のプランクよりも負荷が軽く、初心者でも取り組みやすいエクササイズです。
- 壁に向かって立ち、腕を伸ばして壁に手のひらをつけます。
- そこから、足を少しずつ後ろに引いていき、体が斜めの一直線になるようにします。
- この姿勢を20〜30秒キープし、体幹を意識して呼吸を続けます。
肩と手首の負担に注意しながら、徐々に時間を延ばしていくことで効果的なトレーニングになります。
特に腹筋と背筋のバランスを整えるのに役立ちます。
ウォールレッグサークル
上級者向けには「ウォールレッグサークル」もおすすめです。
股関節の可動域を広げ、下半身の引き締め効果が期待できます。
- 壁に背中をつけて立ち、片足を床から少し浮かせます。
- その状態で足でゆっくりと小さな円を描くように動かします。
- 時計回りと反時計回りの両方向で行い、各方向10回ずつ行ったら足を入れ替えます。
これにより股関節の可動域を広げ、骨盤の安定性を高める効果があります。
骨盤周りの筋肉を強化することで、下半身の引き締めにも効果的です。
初心者は1日15〜20分程度から始め、週に2〜3回のペースで行うのが理想的です。
時間がない日でも、5分程度の短時間でも継続することが大切です。
動きに慣れてきたら徐々に時間や頻度を増やしていくことで、効果を実感しやすくなります。
また、YouTubeなどの動画を参考にしながら行うと、正しいフォームの確認がしやすくなるでしょう。
ウォールピラティスとマシンピラティスの違い
ウォールピラティスとマシンピラティスには、いくつかの重要な違いがあります。
以下の違いを知った上で、自分に合ったピラティスを実践することがおすすめです。
使用する器具
最も大きな違いは「使用する器具」です。
ウォールピラティスは文字通り壁を支えとして利用するだけで、特別な機器を必要としません。
マットがあれば自宅で手軽に始められるのが大きな魅力です。
一方、マシンピラティスはリフォーマーやキャデラックといった専用のマシンを使用します。
これらのマシンにはスプリングやプーリーなどの機構があり、抵抗を調整することで様々な強度のエクササイズが可能です。
フットバーや様々な器具を使って、より多様なトレーニングができます。
指導環境
次に「指導環境」の違いも重要です。
ウォールピラティスは自宅で独学でも始められるシンプルさが特徴ですが、正しいフォームが身についているか自分で確認することが難しい面もあります。
動画などを参考にしながら行うことになります。
対してマシンピラティスは通常スタジオで行われ、専門のインストラクターによる指導のもとで実施されるため、より正確なフォームでトレーニングできる利点があります。
個人の体の特性や目的に合わせたカスタマイズされたプログラムを提供してもらえることも大きなメリットです。
アプローチできる筋肉の範囲
「アプローチできる筋肉の範囲」にも違いがあります。
ウォールピラティスでは主に自重と重力を利用するため、アプローチできる筋肉に限りがあります。
主に体幹や大きな筋肉群を中心としたトレーニングになります。
マシンピラティスはスプリングの抵抗や様々なアタッチメントを使うことで、全身のあらゆる筋肉群に効率的にアプローチすることが可能です。
特に普段使わない筋肉や弱い筋肉も効果的に鍛えられるのが特徴です。
小さな筋肉も効率的に強化できるため、体のバランスを整えやすいといえます。
習得の難易度と発展性
また「習得の難易度と発展性」にも違いがあります。
ウォールピラティスは入門としては取り組みやすいものの、発展性には限界があります。
比較的単純な動きが中心となるため、上達してきたときに物足りなさを感じる可能性もあります。
一方マシンピラティスは最初は難しく感じるかもしれませんが、習熟するにつれて無限の発展性があり、長期的には体に大きな変化をもたらす可能性が高いのです。
専門的な知識をもったインストラクターの指導を受けられるため、より深く学べる点も魅力です。
消費カロリー
ウォールピラティスとマシンピラティスでは、消費カロリーに明確な違いがあります。
ウォールピラティスでは、主に自重と重力を利用して行うため、負荷を強くすることのできるマシンピラティスよりも消費カロリーが少ないです。
自分の体重による限られた抵抗しか得られないため、全力で行っても消費カロリーには上限があります。
また、マシンピラティスは大きな筋肉群を効率的に使うエクササイズが多く含まれるため、運動後の「アフターバーン効果」(運動後もカロリーが一定時間消費し続ける効果)も高くなります。
これは代謝の向上にもつながり、長期的なダイエット効果が期待できます。
消費カロリーだけを見ればマシンピラティスの方が優れていますが、自分の目標や生活スタイルに合わせた選択が大切です。
時間や場所の制約がある方にとっては、ウォールピラティスの手軽さも大きな魅力となります。
身体を効率的に変えるならマシンピラティスがおすすめ
より効率的に体型を変化させ、理想のボディラインを目指すなら、マシンピラティスが特におすすめです。
マシンピラティスがおすすめな理由を詳しく解説していきます。
自重よりも強度を強くできる
マシンピラティスの最大の魅力は、自重トレーニングやウォールピラティスでは実現できない「抵抗強度の調整性」にあります。
特にリフォーマーと呼ばれる代表的なマシンは、スプリングの数や種類を変えることで、非常に繊細に負荷を調整することができます。
初心者でも軽い負荷から始められ、徐々に強度を上げていくことで、筋力の向上に合わせたトレーニングが可能です。
また、マシンピラティスでは重力の方向に関係なく、あらゆる角度から筋肉に負荷をかけることができます。
例えば、横になった状態でも、立った状態でも、様々な方向からの抵抗に対して筋肉を働かせることが可能です。
これにより、日常生活では使うことの少ない筋肉や、通常のトレーニングでは鍛えにくい筋肉にもアプローチすることができます。
特に女性に重要な骨盤底筋群や、深層の腹筋群などのインナーマッスルを効率よく刺激できるのです。
正しいフォームでトレーニングできる
マシンピラティスの重要な利点の一つが、正しいフォームでトレーニングできる環境が整っていることです。
マシンピラティススタジオでは、専門的な知識と経験を備えたインストラクターが常に傍についており、一人ひとりの動きを細かくチェックしてくれます。
これにより、誤ったフォームによる怪我のリスクを最小限に抑えながら、最大限の効果を得られるのです。
専門家の目があることで、自分では気づかない小さな癖や問題点も指摘してもらえるため、より効果的なトレーニングが可能になります。
特に姿勢の改善や体のバランスを整える上で、プロの指導は非常に価値があります。
また、マシンそのものが正しい動きをガイドしてくれる役割も果たすため、初心者でも比較的安全に効果的なトレーニングができるのも大きな魅力です。
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まとめ
今回の記事では、ウォールピラティスについて解説しました。
ウォールピラティスは、壁を使った最新のピラティスです。自宅で手軽に始められる点が最大の魅力で、特に初心者の方におすすめのトレーニング方法です。
- 姿勢改善
- インナーマッスルの強化
- 柔軟性の向上
- 心身のバランス向上
などの効果が期待できます。継続することで、体型の変化も実感できるでしょう。
マシンピラティスとは異なり、どこでもいつでもできることが特徴になります。
特別な器具を必要としないため、気軽に始められるのがウォールピラティスの魅力です。
一方、マシンピラティスの場合、強度が高く、体型の変化を早く感じやすいことが特徴です。
専門のインストラクターの指導を受けられるため、より正確で効果的なトレーニングが可能です。
ご自身のライフスタイルや目的に合わせて、ウォールピラティスまたはマシンピラティスを始めてみてはいかがでしょうか?
どちらを選んでも、継続することで確実に体は変わっていきます。
まずは無理のない範囲で始め、徐々にレベルアップしていくことが成功の秘訣です。
健康的な体づくりのために、ピラティスを生活に取り入れてみましょう。