肥満とストレスの関係

ストレスによってやけ食いをしたり、逆に食欲不振になってしまったり・・・

体型の変化とストレスには関係があると考えられます。

そしてストレスには自律神経が関わっています。

自律神経には交感神経副交感神経があり、交感神経は身体を戦闘状態に、副交感神経は身体や心をリラックスさせます。

 

【ストレスの種類】

ストレスには大きく分けて、急性のストレス慢性のストレスがあります。

 

●急性ストレスとは

重要な会議でプレゼンをするときなどの「ドキドキ、顔は紅潮、手に汗握るのどはカラカラ、胃がキュッとなる」といった状態のことを指します。

交感神経が身体を戦闘状態にしているため、このような状態になり、身体が戦闘状態の間はのんびりと物を食べることは考えられず食欲がなくなってしまいます。

 

●慢性ストレスとは

例えば職場の上司にいつも怒られてばかりで、ビクビクしながら仕事をしている場合などは慢性のストレスです。

身も心も次のストレス(上司の怒り)に備えて、警戒体制を取り続けます。

ストレスホルモンの影響で戦いに備えて脂肪が貯め込まれます。

また、ストレスを解消するために飲酒をしたり、甘いものや脂っこいものを食べることで肥満につながります。

 

【ストレス太りへの対策は?】

一番はストレスの原因自体を取り除くことですが、すぐに環境を変えることは難しい場合もありますよね。

そういう時はまず自律神経を整えるところから始めてみるのはいかがでしょうか?

 

●起床・就寝時間をできるだけ一定にしてみる

体は一定のパターンで行動すると、内臓や神経、ホルモン分泌などがうまく働き、不調がでにくい仕組みになっています。

また、睡眠を十分にとらない生活を続けていると、脳の働きが低下して、ストレスに弱くなります。

眠れなくてもまずは一定の時間になったらベッドに入ることを習慣づけてみましょう。

 

●運動習慣をつける

運動にはカロリーを消費し脂肪を燃焼するだけでなく、ストレスホルモンの分泌を抑える効果も。

気分のリフレッシュができるため間食癖やドカ食い予防にもなります。

スーパーまで歩いたり、一駅分歩いてみる、少し散歩をしてみるだけでも◎

無理のない範囲で動く習慣を取り入れましょう。

 

●食事の時間をできるだけ一定に

朝昼晩と食事の間は5〜6時間ほどあけるといいといわれています。

よい睡眠を取るためにも、寝る前に消化が終わっているのがベストなので、夕食は寝る3時間前に済ませるのがおすすめです。

間食が多い人は、食事でしっかり栄養が摂れていない可能性があります。

お食事内容を振り返って、野菜が不足していないか?

お肉・お魚は食べられているか?確認して、最近食べられていないものなどを意識的に取り入れてみましょう。

 

ストレスで心が疲れているときは食事に気を回せなくなりがちですが、そういう時こそ自分を大切にすることを意識してみてくださいね。

 

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